この性能、この価格。アホか!!Coil Art Tricker kit!!~メカチューブの注意点を添えて~
毎度どうも。
どうも最近はPMやら黄砂で呼吸器や目がやられてダメです。
良い加減中国にも何かしらの制裁を加えてほしい...
これはもはやテロですよ。
花粉症の人はもっと辛いでしょう。
そろそろ花粉も落ち着いてきたなって時にこれですから。
こんな空気じゃVAPEもまずいですよもう...
それはさておき、最近は安くてもののいいチューブキットが増えてきましたね。
ちょっと前にlimitlessから出たRDTA MODやGeekのkarmaを皮切りにMAGEやらVGODやら、10kを下回る品質の良いチューブがたくさんリリースされました。
チューブ始めたいけど高いのは...とか思ってた人にはかなり優しい動きを見せていますね。
また、初めてメカを扱う人が増えるであろうこの時期。
これを機に一度メカについて軽く勉強し直すのも悪くはないでしょう。
そこで今回はメカチューブの注意点の軽いおさらいとともに、この間リリースされたCoilArt社のチューブキットのレビューをしたいと思います。
まずはおさらい
そもそもメカとはなんぞや
メカとはメカニカルの略で、電池をショートから守ったり、出力の調整機構を持たないMODを指します。
チューブ(円筒型)が最もポピュラーでしょうか。
他にもBOX(箱型)や外をレジンなどの樹脂、木材などで覆ったものもあったりと、形状や構造も様々です。
しかしどれも共通するのは、単純に電池に蓄えた電気を取り出す以外の機能を持たないことです。
メカの多様性も、この簡単な構造の恩恵かもしれませんね。
皆さんは理科の授業で豆電球に金属線を取り付けて、それを電池につないで光らせる、といった実験はしませんでしたか?
要はあれと同じです。
明るさの調整もなければ電球が切れないように、または電池が空になっても電流を自動で止めてくれる機構も存在しません。
つまり、使用者の使い方によっては過分な電流が流れて電池に余計な負荷がかかり、最悪の場合は発火・爆発しかねないのです。
かといってレギュレーテッド(基盤のついたもの。テクニカルとも)が安全とはこれっぽっちも思いませんけどね。
注意を怠ればどちらも同じ電池を使う小さな手榴弾なのですから。
危険ならなぜメカを使うのか
危険危険と囁かれるメカ。なぜそんな危険なものを使いたがる人がいるのか。
デメリットしかないものを使いたがる人はいません。
もちろんのこと、メカにも良いところはあります。
簡単に挙げるならば、
・基盤がない分、構造が簡単で修理やメンテナンスしやすく、半永久的に使える
・構造を理解していればある程度自由にカスタムできる
・かっこいい(個人差ありw)
こんなところですかね。
基盤を通さない分、電力のロスが少ないこともここに挙げても良いかもしれません。
メカを扱うに当たって
さて、メカを実際に触る時、どこに気をつければ良いのか。
実際そんなに勉強が必要なほど難しいものではありません。
・アトマイザーのポジティブピンが出っ張っていることを確認する
・スイッチを押し込んでない状態で、スイッチ側のコンタクトピンが電池の電極に当たらないことを確認する
・電池を入れる前に必ずアトマイザーをつけておく
・使わないときは電池を抜く
・電池の電圧が3.0Vを下回らないようにする(本当はもう少し低くても良いけど、念のため)
・電池の平均出力電流(多くの18650電池では15~20A)で3.7を割った値+0.2Ωほどの抵抗値より低いコイルは使わない
ざっとこんなもんです。
ちょっと条件は多いですが、用心に越したことはないです。
あえて上の条件には入れませんでしたが、電池もVTCなどの信頼できるメーカーで、連続放電が20~25Aはあったほうがいいですね。
あと、前提条件としてオームの法則は知っておいてください。
やっと本題
さて、ここまでメカの注意点やメリット、デメリットについて長々とのべてきましたが、やっと本題のCoilArt Tricker kitのレビューです。
こっからは肩の力を抜いていきます。
ついでに手も抜きます。正直疲れた...
たまにフレンズになります。わーい。
どっしりとした重厚感。送料が弾みそう。
内容物
銅製の筒とMAGE RDAとかいうミスト出すやつ。
しっかりとしたドライバーとVAPEバンドもついてるよ!すっごーい!
アトマイザーは24mm、MODは塗装の被膜が厚いのか、24.3mmとかなんだって!
知らんけど!
MOD
こんなん!!
多分このエングレーブ、塗装の厚み分くらいしか深さがないので、塗装ひっぺがせば簡単にピカピカになると思う。
塗装は焼き付けてあるのか、かなり強度がある印象。
ただ彫ってあるだけじゃなく、透明なレジンのようなもので埋めてあります。
妙な配慮だなあ
はい、ここは真面目に書きます。
このMODはいわゆる"ハイブリッド接続"です。
510コンタクトと呼ばれる接続法がMOD側で電池の電極との接点を取るのに対し、
ハイブリッド接続はアトマイザーのポジティブピンで直接電池との接点を取ります。
そのため、ポジティブピンが出っ張っていないアトマイザーを使うとショートするので、
前述の確認をしっかりと行う必要があります。
また、アトマイザーをつけないまま電池を入れてスイッチを押してしまうと、
MOD単体で電流が流れ、ショートしてしまいます。
必ず、ポジティブピンが出っ張っているアトマイザーをつけてから電池を入れてください。
これがスイッチ。
黒いとこはスプリングか何かで電池の微妙な長さの違いを吸収してくれます。
ハイブリッドでこのダンパーがあるおかげで電池に合わせてネジを調整する手間が省けてお手軽です。
これはカルマキットにもあった便利機能。
個人的に好き。大好き。
真ん中のネジで接点の長さ調節します。
正直いらなーい。
そこ調整が必要なバッテリーってほとんどないしね。
三角のとこはスイッチのネジを受けてます。
三角のとこ取れます。
そんでもってこれがスイッチ。
くぼみには強力なマグネットが入り、スイッチを形成します。
このコンタクトにつながるネジ、太くて......大きい...です...///
このバルク感たまんない。
ちなみにこのネジがロックの役割も果たします。
これがロック時
これがアンロック。
スイッチは程よく重いので、アンロックなまま立てても大丈夫そう。
責任は持たんけど。
通電はさすがはカッパー。
カルマを凌ぐ勢い。
アトマ!!
MAGE RDAだっけか
ここの刻印、小さい上に真っ黒で目立たない。
シンプルでいいと思うけど、個人的には金とかでもよかったなあと。
母材がステンだから金は難しいかな?
デュアルとシングルとフローが選べるフレンズなんだね!すっごーい!
トリックならデュアルでええやんって思ったけど、
多分これコイルアートとかでシングルでも低抵抗になっちゃう場合への配慮じゃないかな
段差はそんなに気にならない感じかなと。
ボトムフロー。
スカスカだけどかなり味でる。
デッキは2ポール4ホール。
結構穴大きいから普通のクラプトン2,3本なら噛めるんじゃないかな。
ピンボケ。
スクリューは+ネジ。
溝が浅くてすぐなめそう。
六角に変えたほうが無難かもしれない。
ウェルも深くて、さすがはトリッカー向けといったところ。
そういえば、わかりにくいけど中は絶縁されてるから、
不慮の事故で多少の電池の被膜の破れが発生しても大丈夫そう。
この辺は初心者に優しい。
これからのスタンダードになっていきそうな気がします。
まとめ
総評すると、すごくいいMODです。
迷ってる人いるなら買っても後悔しないんじゃないかと思いますよ。
MAGEもかなり味でやすいですしね。
正直欲しい。
購入はこちら。
そんなこんなで最後まで読んでくれた人、ありがとうございます。
みんなで安全にチューブを楽しみましょう!!
ジーーーーーーーークジオン!!